授賞式写真

高松宮殿下記念世界文化賞 第9回若手芸術家奨励制度

2005年 10月 17日
10月17日、東京国立博物館・平成館大講堂での世界文化賞受賞者発表の席上、若手芸術家奨励制度の発表と授与式が行われました。
今年は、中曽根康弘 国際顧問の委員会が選考し、
「草津夏期国際音楽アカデミー」が選ばれました。


第9回 若手芸術家奨励制度

草津夏期国際音楽アカデミー
Kusatsu International Summer Music Academy
選考: 中曽根康弘 国際顧問
Selected by International Advisor, Nakasone Yasuhiro

草津夏期国際音楽アカデミーは、1980年、群馬県草津温泉で誕生した日本で最も歴史ある国際音楽祭の期間中開かれているサマースクールである。日本初の市民オーケストラである群馬交響楽団が中心になり、毎年8月の2週間、世界的ソリストや、ウイーン・フィルやベルリン・フィルのトップ音楽家を講師に迎えて、講習会と演奏会を開いてきた。受講生はこの25年間に6000人を越え、アジアからも多くの生徒が学んでおり、若手教育に実績をあげてきた。


●これまで奨励を受けた団体 Grant Recipients 1997-2003
1997年 ベトナム国立ハノイ音楽院
Hanoi Conservatory of Music, Vietnam
1998年 ポーランド国立映画テレビ演劇学校
Polish Film, Television and Theater School, Poland
1999年 キューバ国立芸術大学
Instituto Superior de Arte, Cuba
2000年 北アイルランド・アルスター青少年オーケストラ
Ulster Youth Orchestra, Northern Ireland
2001年 フランス・若手映画監督研修塾「レジデンス」
Résidence du Festival, France
2002年 欧州連合青少年オーケストラ
European Union Youth Orchestra
2003年 デ・ソーノ音楽協会 (イタリア)
De Sono Associazione per la Musica, Italy
2004年 中央ヨーロッパ青少年サウンド・フォーラム
The Young Sound Forum of Central Europe


若手芸術家奨励制度

若手芸術家奨励制度は、日本美術協会の活動の趣旨に添い、世界文化賞の一環として、次世代を担う才能の育成を目的に、1997年発足いたしました。選考は国際顧問が順次担当し、毎年、世界文化賞の受賞者と同時に発表されます。対象となった団体・個人は一年以内に有意義な計画を実行することを条件に、選考を担当した国際顧問より奨励金が贈られます。

奨励制度の目的/若手芸術家の活動、行動計画を援助し、奨励することを目的とする。
奨励の対象/若手芸術家を育成、援助している団体の活動、または若手芸術家の団体、あるいは個人の芸術活動。活動内容はプロ、またはプロをめざす者とする。
対象者の選考/その年の世界文化賞受賞者発表を主宰する国際顧問がその推薦委員会と協議、選考し、日本美術協会の了承を得る。
奨励金/毎年500万円を上限とする。対象者が複数の場合は適正に配分する。
対象者の義務/奨励金を受けた団体、個人は奨励金を直接芸術活動のために使い、その活動についての報告を日本美術協会に提出し、協会はこれを「年間報告書」に掲載する。



お問合せ先
財団法人 日本美術協会
105-0003 東京都港区西新橋1-11-3-6F
TEL: 03-5251-2245
FAX: 03-5251-2247