抽象絵画と靴やぼろ布、タイヤなど街から拾い集めたものを組み合わせた“コンバイン(結合)ペインティング”と呼ばれる作品群で注目を集める。その創作エネルギーの幅の広さで際立ったアーティスト。ポップ・アートの先駆者として、1960年代以降の美術に多大な影響を与えた。
1925年、テキサス州ポート・アーサーに生まれる。アメリカ現代美術の精鋭を排出したブラック・マウンテン・カレッジに学ぶ。代表作のひとつ「ベッド」(1955)は貧乏だったためキャンヴァスがなく、シーツやベッドカバーを使って描いたもの。マース・カニングハムやジョン・ケージらとパフォーマンスも繰り広げる。またシルク・スクリーンでジョン・F・ケネディや宇宙飛行士をプリントした作品は有名。
1964年、ヴェネツィア・ビエンナーレで最優秀賞を受賞して画家としての地位を確立する。この年、日本でも金屏風にコーラのビンやダンボールを貼り付けるなどの公開制作を行い、「ゴールド・スタンダード」を完成させた。近年はコンピュータなども駆使し、常に新しいアイディアに満ちた話題作を発表し続け、世界の現代美術をリードしている。
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© The Sankei Shimbun(1998)
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