リチャード・ロジャース       Richard Rogers
2000, 建築部門
  ハイテク建築の第一人者といわれ、イギリスを代表する建築家。その作品は、常に最先端の技術を駆使し、大胆な挑戦に満ちている。
 1993年、イタリア・フィレンツェ生まれ。ロンドンの建築大学を卒業後、イェール大学大学院に学び、70年、イタリア人建築家レンゾ・ピアノと組んで、パリのポンピドゥー・センターの設計で国際コンペを勝ち取り、一躍世界的に有名になる。86年に竣工した「ロイズ・オブ・ロンドン」は、歴史的な石造りの建物が並ぶ金融街に出現したガラス張り、巨大な機械を思わせるハイテク建築は、ロンドンっ子を驚かせた。
 その後も、都市に新しい秩序と調和をもたらすという信念のもとに、ロンドンの「チャンネル4」(1994)、ストラスブールの「ヨーロッパ人権裁判所」(1994)、「ボルドーの市裁判所」(1999)、ロンドン郊外、テームズの「ミレニアム・ドーム」(1999)など、野心的な作品を次々と発表。また、環境問題についても、建築家の責任を強調し、熱心に取り組んでいる。
 日本にある作品は、東京の「歌舞伎町プロジェクト」(1991)、岐阜県各務原市の「VRテクノ・センター」(1998)など。


オフィスにて(2000)
© The Sankei Shimbun