プレスリリース
2001/09/14
(財)日本美術協会



高松宮殿下記念世界文化賞
第5回若手芸術家奨励制度


  世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(財団法人・日本美術協会主催)の第13回受賞者が、9月13日(日本時間14日午前3時)、パリを主会場に東京、ロンドン、ニューヨーク、ローマ、ベルリンの6都市で一斉に発表されます。
 今年で第5回を迎える若手芸術家奨励制度の対象者も同時に発表され、主会場となるパリ市内のホテルで行われる合同記者会見の席上、日本美術協会より賞状と奨励金500万円が贈られます。対象者の選考は、世界文化賞フランス委員会のレイモン・バール国際顧問が行いました。


若手芸術家奨励団体
若手映画監督研修塾「レジデンス」

Residence du Festival
(フランス・パリ)

  「レジデンス」とは住居のこと。世界中の応募者の中から選ばれた映画監督の“卵”たちが、共同生活を送りながら、脚本を執筆したり、プロデューサーを見つけたりと、映画製作の準備を進める場です。
 運営母体はカンヌ映画祭の関連団体であるパリのシネ財団(ピエール・ヴィオ会長)。若い才能にチャンスを与えようと、昨年10月設立されました。年2回(第1期=10月1日から2月中旬、第2期=2月中旬から6月30日)、世界中の応募者から選ばれた6人の若手監督に、4カ月半、宿舎と生活費(月約8万円)を提供、ハード、ソフト両面から支援を行うという画期的なシステムで、映画監督のためのレジデンスはヨーロッパでは初めてです。
 1期生、2期生は、フランス気鋭の映画監督、オリヴィエ・アサイヤス審査委員長を中心に7人の映画関係者が選考。アメリカ人、ポーランド人、韓国人、日本人、スペイン人、タジキスタン人ら民族も国籍も多様な若者たちが選ばれました。世界中に門戸を開放していることも特徴です。
 研修塾があるのはパリの中心部。白いシックな建物の3階に、モダンで明るい個室が6部屋あります。部屋にはパソコンやテレビも備え付けられており、巨大なビデオモニターが設置された視聴覚室、歓談室や食堂も。若者たちは時に談笑し、時に議論しあいながら夢の実現に向かっています。
 奨励金(500万円)について、シネ財団事務局長のシルヴィ・ペラスさんは「研修生が制作した映画配給のために使っていきたい」と話しています。


若手芸術家奨励制度
 若手芸術家奨励制度は、日本美術協会の活動の趣旨に添い、世界文化賞の一環として、次世代を担う才能の育成を目的に、1997年発足いたしました。選考は国際顧問が順次担当し、毎年、世界文化賞の受賞者と同時に発表されます。対象となった団体・個人は一年以内に有意義な計画を実行することを条件に、選考を担当した国際顧問より奨励金が贈られます。

奨励制度の目的/若手芸術家の活動、行動計画を援助し、奨励することを目的とする。
奨励の対象/若手芸術家を育成、援助している団体の活動、または若手芸術家の団体、あるいは個人の芸術活動。活動内容はプロ、またはプロをめざす者とする。
対象者の選考/その年の世界文化賞受賞者発表を主宰する国際顧問がその推薦委員会と協議、選考し、日本美術協会の了承を得る。
奨励金/毎年500万円を上限とする。対象者が複数の場合は適正に配分する。
対象者の義務/奨励金を受けた団体、個人は奨励金を直接芸術活動のために使い、その活動についての報告を日本美術協会に提出し、協会はこれを「年間報告書」に掲載する。



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