授賞式写真

高松宮殿下記念世界文化賞 第6回若手芸術家奨励制度

2002年 9月 18日

世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(財団法人・日本美術協会主催)の第14回受賞者が、9月17日(日本時間18日午前3時)、パリをはじめ東京、ロンドン、ニューヨーク、ローマ、ベルリンの6都市で一斉に発表されます。
今年で第6回を迎える若手芸術家奨励制度の対象者も同時に発表され、パリ、ヴェルサイユ宮殿で行われる祝宴の席上、賞状と奨励金500万円が贈られます。対象者の選考は、イギリスのエドワード・ヒース国際顧問の委員会が行いました。


若手芸術家奨励団体
欧州連合青少年オーケストラ
European Union Youth Orchestra
(本部 ロンドン)


国籍や言葉の違いを乗り越えて一つの音楽を奏でる、欧州統合の象徴として、ヒース元英国首相らの尽力で、欧州議会の承認を経て誕生した。理事長は欧州議会議長、名誉後援者に加盟15カ国全首相が名を連ねる。本部はロンドン。加盟国から選ばれた14〜23歳、約140人で構成される。創設音楽監督はクラウディオ・アッバード氏で、現在はウラディーミル・アシュケナージ氏。奨励金は、東欧諸国への親善ツアーなど、来年の創設25周年記念事業に使われる。


若手芸術家奨励制度
若手芸術家奨励制度は、日本美術協会の活動の趣旨に添い、世界文化賞の一環として、次世代を担う才能の育成を目的に、1997年発足いたしました。選考は国際顧問が順次担当し、毎年、世界文化賞の受賞者と同時に発表されます。対象となった団体・個人は一年以内に有意義な計画を実行することを条件に、選考を担当した国際顧問より奨励金が贈られます。

奨励制度の目的/若手芸術家の活動、行動計画を援助し、奨励することを目的とする。
奨励の対象/若手芸術家を育成、援助している団体の活動、または若手芸術家の団体、あるいは個人の芸術活動。活動内容はプロ、またはプロをめざす者とする。
対象者の選考/その年の世界文化賞受賞者発表を主宰する国際顧問がその推薦委員会と協議、選考し、日本美術協会の了承を得る。
奨励金/毎年500万円を上限とする。対象者が複数の場合は適正に配分する。
対象者の義務/奨励金を受けた団体、個人は奨励金を直接芸術活動のために使い、その活動についての報告を日本美術協会に提出し、協会はこれを「年間報告書」に掲載する。



お問合せ先
財団法人 日本美術協会
105-0003 東京都港区西新橋1-11-3-6F
TEL: 03-5251-2245
FAX: 03-5251-2247