略歴
1923 |
12月13日、スペイン、バルセロナに生まれる。 内戦のバルセロナに住み、独学で絵を描き続ける。ロマン主義や現代音楽、文学に造詣を深める | |
1944 | バルセロナ大学で法律を学ぶが、画業に専念するため46年に退学 | |
1945 | 厚塗りや奇妙な素材、土などの混合物によるコラージュ制作を試みる | |
1949 | 超現実主義に関する一連の絵画を制作。東洋の芸術、哲学に関心を持つ | |
1950 | バルセロナで初個展。フランス政府から奨学金を得てパリに行き、51年、ピカソをたずねる | |
1952 | 第26回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品 | |
1953 | 初めてニューヨークを訪れる。マーサ・ジャクソン・ギャラリーで個展。サンパウロ・ビエンナーレでグランプリ受賞 | |
1954 | 第27回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。マドリード、シカゴで個展 | |
1955 | パリで個展。アンフォルメルの一翼をになう。講演では創造的自由と非合理な衝動の行使を擁護し、“公認されたアカデミックな形式”を排撃する。東洋の精神的修行、バラモン、ヨガ、道教、禅の研究に熱中 | |
1958 | 第29回ヴェネツィア・ビエンナーレでユネスコ賞受賞 | |
1960 | ニューヨーク近代美術館の「新しいスペイン絵画と彫刻展」、グッゲンハイム美術館の「ピカソ以前・ミロ以後展」に出品 | |
1962 | ハノーヴァーのケストナー協会で初の回顧展。ニューヨーク、グッゲンハイム美術館でアメリカにおける初回顧展 | |
1966 | 反フランコ政権の活動に積極的に参加 | |
1970 | サンクト・ガレン新劇場の壁画制作を委託される。エッセイ集「芸術の実践」編集 | |
1973 |
パリ市近代美術館で回顧展 | |
1974 | 「反美学の美術」出版 | |
1976 | 東京、西武美術館で「タピエス展」 | |
1981 | ピカソ記念碑をバルセロナ市議会より委託される(83年完成)。東京、デュッセルドルフ、サンフランシスコ、マドリッド、大阪などで個展 | |
1984 | タピエス目録出版。アントニー・タピエス財団創立 | |
1990 | 高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門受賞 | |
1992 | 英王立芸術アカデミー名誉会員 | |
1993 | 第45回ヴェネツィア・ビエンナーレにおけるインスタレーションで金獅子賞、ユネスコから「ピカソ・メダル」を受ける | |
1995 | ニューヨーク、グッゲンハイム美術館で回顧展 | |
1996 | 日本で巡回回顧展 | |
2012 | 2月6日、スペイン、バルセロナにて逝去 | |
主な作品 |
1950 呪われた者と選ばれた者の理髪店
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